三十輻共一轂。当其無有車之用。 挺埴以為器。当其無有器之用。 鑿戸牖以為室。当其無有室之用。 故有之以為利、無之以為用。
(三十輻一轂を共にす。某の無に当たりて、車の用あり。埴をこね、以て器を為る。某の無に当たりて器の用あり。戸牖を鑿ちて、以て室を為る。某の無に当たりて、室の用あり。故に有の以て利をなすは、無の以て用をなせばなり)